3年待ちの南部箒を待たずに買う方法

皆さんは南部箒というものをご存じでしょうか？
岩手県北部の九戸地方は昔から「南部」と呼ばれていたのですが、農家が作物のとれない冬の収入源として箒をつくり、市なので売っていた文化があったようです。
その技術を磨き上げ、材料の栽培から制作まですべて自分たちで行っている高倉工房の南部箒は数万円という値段ながらも、公式サイトのネット販売では「最長３年待ち」となっております。

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３年待たずに買う方法とは？

タイトルにあったように、TV等で取り上げられたことで注文が殺到し、公式サイトにはネットからの注文最長３年待ちと書かれております。
しかし一緒に「高倉工房では、展示販売会での販売を主としております」との記載もあります。
要するにネット販売より展示販売会がメインのようなのでそちらにいけば買えるのか？という考えに３年も待てない私はたどりつきました。

展示販売会とは？

展示販売会とはよくデパートとかで実施されてるイベント販売のことです。
常設のお店とは異なり期間限定であり、予定を確認してから行く必要があります。
こちらの開催スケジュールに関しては、高倉工房の公式サイトにも専用ページがあり主に東京、大阪、福岡などデパートで開催されているので行ける距離で行っているなら３年待たずに手に入れるチャンスです！

いざ！展示販売会！

予定を確認したところ私の行ける範囲では、新宿の伊勢丹で10/4から、南部箒の展示販売会「雪国の手仕事」が開催されるので初日に足を運びました。
新宿の伊勢丹に車で行ったのですが、駐車場はベンツやBMWなど高級車だらけ。。
お金の人が多いので数万円という箒でもあっという間に売り切れちゃう？と不安を抱きながら開店待ちの列に並びました。
開店10分くらい前に着いたのですが、すでに20～30の人が並んでたので驚きです。
周りがみんなでライバルのような気がしてドキドキしながら開店を迎えたので、事前に確認してた南部箒展示販売会のフロアーにダッシュ！

あれ？誰もいない？
あんなに人がいたのにお目当ては別にあったらしく、目的の南部箒エリアには私しかいなかったので、店員にお話を伺いながらゆっくり見ることができました。
開催初日ですが平日だったのも影響してるかもしれません。

南部箒を選んでみた

今回の展示販売会ではサイズや値段が異なる南部箒が販売されてました。

まず手前にはパソコンや、ペット等に使うような小型の箒が販売されてました。

高級品が並ぶ中でもっとも安かったのがパソコン用の2,500円の商品でした。
南部箒と同じ箒草が使用されてますが、密度やランクの低い箒草を使用しているお手ごろ商品です。
高倉工芸では収穫された箒草を縮れ具合等から5段階のランクに分けているようなので、おそらく最低ランクを使用してるのかな？

こちらはパソコン用より少し大きめの洋服に使用する和洋服箒
なんと20,000円
たしかにパソコン用より多くの箒草が使用されており、密度が違いますね。

そして今回の目的だったのが室内掃除に使用する「長柄箒」です。
お値段は30,000～160,000円のものが用意されてますが、とても箒の値段とは思えない

ちなみに160,000円もする長柄箒は箒草の質も高いのでしょうが、柄の部分に漆塗りが施されているのでカバーが掛けられています。とても買うことはできませんが、見ているだけでお高そうな雰囲気です。

そんな中から目的だった箒から好きな色を選び、一緒に販売されてたちりとりと合わせて購入しました。ちなみに160,000円の箒でもビビッてたのですが、レジの横に・・・・。

柄の部分がただの漆塗りではなく津軽塗りのようにさらに美しい仕事が・・・。

三年待たずに買えた

予約販売では三年待ちの南部箒の展示販売に出向けば、待たずに購入することができました。

今回はイベント初日かつ平日ということが良かったのかもしれません。

開催場所や時期によっては早く売り切れることもあると店員さんがおしゃってましたので、なるべく早めに駆けつけることをオススメしますよ！

展示販売会のスケジュールは高倉工房の公式サイトに掲載されてますので、確認し是非GETしてくださいね！

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