インフルエンザって予防接種を受けても感染するよね?なんで価格差あるの?
2017/02/16
今年小学生以来のインフルエンザに感染しました。
しかし、昨年予防接種を受けていたのになんで感染したのだろうか?
ふと疑問に思って調べたのですが、自分が勘違いしてた部分もあったので、まとめてみました。
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そもそも、予防接種の効果とは?
まず私が勘違いしていたのですが、インフルエンザの予防接種の効果のひとつは「摂取したインフルエンザの型に感染しにくくする」というものです。
ここで気になるのが摂取したインフルエンザの型と、感染しにくくするというのはどの程度なのか?という点です。
摂取するインフルエンザの型とは?
まずインフルエンザの型と聞いて多くの方が思い浮かべるのが、A型とB型の二種類でしょう。
しかし、インフルエンザにはA型とB型以外にもC型があったり、同じAでも様々な種類があったりと沢山の種類があります。
冬の時期に流行するのはA型とB型となっており、特に流行するのはA型です。
C型に関しては主に子供がかかるもので、通年感染する可能性がありますが爆発的な流行は少なく、感染後の症状もA型とB型に比べると軽いものになるようです。
ちなみに私も摂取した「2016年~2017年の冬」のインフルエンザワクチンや、ここ数年のワクチンには下記の型が含まれてます。
○2016/2017冬シーズン
A/California(カリフォルニア)/7/2009(X-179A)(H1N1)pdm09
A/Hong Kong(香港) /4801/2014(X-263)(H3N2)
B/Phuket(プーケット)/3073/2013(山形系統)
B/Texas(テキサス)/2/2013(ビクトリア系統)
○2015/2016冬シーズン
A/California(カリフォルニア)/7/2009(X-179A)(H1N1)pdm09
A/Switzerland(スイス)/9715293/2013(NIB-88)(H3N2)
B/ Phuket(プーケット)/3073/2013(山形系統)
B/ Texas(テキサス)/2/2013(ビクトリア系統)
○2014/2015冬シーズン
A/California(カリフォルニア)/7/2009(X-179A)(H1N1)pdm09
A/New York(ニューヨーク)/39/2012(X-233A)(H3N2)
B/Massachusetts(マサチュセッツ)/2/2012(BX-51B
※国立感染症研究所のHPより
ちなみにその年のワクチンをどのようなインフルエンザウイルス型を想定して製造するかは、流行データ等からの予測となるが年々精度は上昇しているといわれてます。
流れとしては2~4月頃に厚生労働省が国立感染症研究所に検討を依頼し、検討結果を元に厚生労働省がその年の冬に使用するワクチンの内容を決定・通達を行います。
2~4月というだいぶ早い時期からこのような検討をするのは、ワクチンの製造や準備、摂取開始時にある程度の数を確保する為に半年ほど時間を要するためとなります。
そのため、インフルエンザが流行してから打ったからと言って、その時に流行しているものに合わせて作り変えられたものとかにはなりません。
また「2014/2015冬シーズン」までは3種類のワクチン株でしたが、4種類のワクチン株に変更になってます。
それまではA型2種類にB型のワクチン株は山形系統とビクトリア系統という2種類からどちらか片方を選択肢、A型2種類+B型1種類に有効なものとなってました。
しかし、選択されたかったほうの系統が流行したときに効果低くなることや、近年では世界的にこの2種類の混合系統の流行がみられていることから変更となりました。
どのくらい感染しにくくなるのか?
さすがに予防接種を打ったとは言え、まったく感染しなくなるわけではないと思いますが、どれぐらい予防接種を打つことで防げるのでしょうか?
一般的にインフルエンザワクチンの有効率は健全な成人で60%といわれて言います。
これは100人摂取したら60人は感染しないという意味に感じますが、実は違います。
この有効率の算出方法に関して簡単な例を挙げます。
30人全員が予防接種を受けたAグループ
30人全員が予防接種を受けてないBグループ
このグループの中から一定の期間中にAグループは4人、Bグループは10人インフルエンザに感染したとします。
そうするとAグループは摂取してはBグループと比べると6人も感染者が少なくてすみましたので「有効率60%」となります。
このような計算で医学的なデータの有効率が算出されてますが、思ったより感染するのかな?というのが正直な印象です。
もちろん予防接種を受けてたとしてもウイルスと接触したときの状況や体調、性別や年齢層など様々なので一概には言えないと思います。
また普通は子供2回、大人1回の予防接種が基本となりますが、大人でも一定期間あけて2回目の摂取をするとさらに効果を高められるようです。
受験生や仕事でどうしても休めない方などは、医師と相談し2回の摂取を検討してみてはいかがでしょうか。
以上の点からインフルエンザの感染を防ぐという点では、ワクチンのウイルスの型と流行しているウイルスの型が違うと効力弱いし、体調や接触具合によっては発症するので思ったより予防接種て効果ない?と思っておりました。
ただ私もあまり知らなかったのですが、予防接種には感染を防ぐ以外に効果があります。
それは「感染しても重症化を防ぐ」という効果があるといわれます。
予防接種のメリットは感染しても重症化を防ぐ効果
私も勘違いしていたのですが、予防接種の効果としては「発症を防ぐ」より、「重症化を防ぐ」ということがワクチンの最大の効果だと厚生労働省のHPにも記載されております。
そのためインフルエンザに感染することで重症化しやすい基礎疾患のある方や御高齢の方へのワクチンの摂取を推奨しています。
また、高齢者や小さなお子様に接触する職員の方、家族などもインフルエンザを持ち込まないために摂取した方がいいのでしょう。
インターネット上でも予防接種をしていたおかげが回復が早かったとおっしゃる方も多いようです。
私自身も予防接種を受けたものの、インフルエンザに感染しましたがイナビルを吸入した翌日から平熱でした。
いま思えば予防接種のおかげだったのかも知れません。
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予防接種の値段が病院で違う?
インフルエンザの予防接種に関しては実際にワクチンを打ってから抗体ができる期間などを考慮して、11月までに摂取するのが望ましいといわれてます。
その時期になると各病院のHPなど予防接種の費用が掲載されてますが、正直結構ばらつきがあります。
ばらつきの理由は「仕入先や人件費の違いや、予防接種は自由診療(健康保険適用外)のため、病院で独自に料金を設定できる」という点です。
しかし料金が違っても、ワクチンの内容は一緒なので安いから何か訳あり・・というものではないようです。
ただ経験上、安い病院ですとやはり人気で混んでたりするので、待つのが嫌な方は空いている時間を狙うようにしましょう。
以前のインフルエンザワクチンには、通常タイプの他に少し値段は上がるがチメロサールという水銀系防腐剤を使用していないタイプがあり、気にされる方はそちらを選んでいました。
しかしチメロサールフリーワクチンは製造所が熊本にあるため、昨年の熊本地震の影響で2016年~2017年のワクチンでは流通しないと決定されてましたが今年はどうなるのでしょうか。
まとめ
インフルエンザの予防接種に関しては感染を防ぐ<感染しても重症化を防ぐということですね。
予防接種に関しては本人や、周りの人も摂取することによって感染を防ぎますので受験生、高齢者がいるご家族の方は早めに検討してみてください。
また、感染すると友達や同僚など他の人にも広げてしまいます。
38度以上の熱や関節痛などインフルエンザの症状かな?っと思ったら病院で検査を受けましょう。
インフルエンザの型によってはイナビルなどの薬で、早めに症状の回復を見込めますのでお医者さんに見てもらったほうが安心です。
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