企画書の書き方(数字編)
社内やお客様に提出する企画書。
不慣れな方は、いったい何から手をつければよいのか途方にくれてしまいますよね。
そんな企画書の中で意識して考えることで、大きな武器として使えるものがあります。
それは数字です。
1.数字を調べると企画の強みが見えてくる
企画書を作るということは、アイディアがどれだけ優れていて素晴らしいものか相手に伝える必要があります。
しかし、いくら優れていても「この企画はすごいんです!!」「他にはない画期的なサービスです!!」と力説しても説得力があるでしょうか?
かといって専門用語を並べて難しい説明をしても、聞き手のレベルによっては逆効果です。
この企画を採用すればどんな結果が得られるのか?どれほど効果があるのか?といった聞き手の疑問に対して答えを示してあげる必要があります。
それを分かりやすくするのが数字なんです。
たとえば資料の中で「大幅に経費を削減」と「現在の75%も経費を削減」ではどちらが伝わりやすく、相手も理解しやすいでしょうか。
企画書の細かい説明や内容は色々と考える必要がありますが、使える数字は限られています。
その数字の中から他の企画や、従来のサービスより優れているのもを見つけることが企画のアピールポイントにもつながります。
2.難しい数式は必要ない
企画書で必要な数字は、難しい数式で求める必要はほとんどありません。
難しい論文なら別ですが、企画書に必要なものは小学生でならった計算で導き出せる数字がほとんどです。
採取したサンプルデータの中から突出した大きな数字や、小さな数字は?(最大値、最小値を出してみる)
平均値で見ると他のサービスより優れている(平均で比べてみる)
そのサービスでカバーできる顧客の数は?(割合を出してみる)
従来のシステムより3倍の負荷に耐えられる(比較してみる)
足し算、引き算、割り算、掛け算これらを使うだけで企画に隠れた優れた数字を必ず見つけられるはずです。
もし見つけられないのであれば、本当にその企画は他より優れていると言えるのでしょうか?
3.世の中の広告や営業マンは都合の良い数字ばかり使う
さて、ここまでの説明では企画書に都合の良い数字ばかり導き出しました。
では逆に都合の悪い数字。
つまりデメリットの部分を説明はどうしましょう?
答えは簡単です、書かないんです。
まじめなあなたは気が引けるかもしれませんが、世の中の広告や営業マンなんて都合の良い数字しか見せません。
計算すると確率は低いのに、当たることばかり考えさせられる宝くじやパチンコの広告。
たとえば家電製品でよく見かける「従来の製品より20%電気代カット」なんて売り文句は一度は聞いたことがありませんか?
でもよく見ると小さな文字で「※10年前の当社製品との比較値」なんて書いてあります。
10年前の製品と比べたら電気代が抑えられるのは当たり間のような気がしますが、「従来の製品より20%電気代カット」の売り文句にだまされる人も多いのではないでしょうか。
保険会社のCMでよくみる「がんでの死亡者数が年々増えている」という内容。
こちらももちろん嘘はありません。
だって、がん以外の死亡するような病気は医療の発達によって減ってます。
だって、現在の日本は高齢者社会と言われているように若者より高齢者が多く、高齢者ほどがんが深刻化する割合が増えます。
だから「がんでの死亡者数が年々増えている」というのは当たり前なのです。
車や家など高い買い物をする際に営業マンは、「月々の支払いはたったこれだけですよ」とよく言いますが、ローンの利子でどれだけ損するかなんて教えてくれません。
ただしそんな営業マンもこちらから「ローンを組んだ場合の利子の総額は?」などと質問をすると教えてくれます。
企画で都合の悪い数字などを書く必要はないと思いますが、あなた自身は把握しておく必要はあります。
4.まとめ
・企画の中から数字を見つける
・他より優れている数字を作り出す
・質問などに備えて、都合の悪い数字も把握しておく
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